9月15日(日)、S病院へ入院
一過性のものと信じ込むことにした。早朝のことであった。気になっていたリリー(愛犬)の洗髪をすることにした。準備を済ませ、玄関先でしゃがみ込んだ瞬間、再び狭心症が襲ってきた。ニトロを舌下し症状は治まったが、傍らで、親父が心配そうにしている。かなり深刻な状況だと分かった。女房殿はパートに出かけていた。このままではダメだと思った。
弟に頼んで、S病院へ向かった。私を15年来治療してくれている病院である。緊急入院となった。運良く個室が空いていた。当直医が心電図を取ってくれた。特にこれといった変化はないという。この病院にはCCUがないので不安なのだが、病院に入院しているという安心感で、平常心だけは保たれていた。心筋梗塞が起こるのではという恐怖感は拭い去れなかった、その日も2回ほど狭心症が起こった。その度に心電図を取ってくれるのだが、医師への信頼感は薄かった。大きな病院へ行ったほうが良いかも、そんなことを漠然と考えていた。看護師が耳元でささやいてくれた。「この病院ではなにも対応できないから、大きな病院へ行かれては」と。元気を取り戻していたのでその言葉は聞き流したが、結果的には彼女の助言が正しかった。