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(平成16年07月31日、土曜日、常滑へ)

 昨夜は、休みの前日ということで、興奮気味でなかなか熟睡できなかった。時間を有効に使わなければという焦りの気持ちが潜在的にあるようだ。余命が確実に短いという意識が、人の何倍ものスピードで、人生を楽しまなければという思いにつながっているのだろう。心臓機能が確実に弱っているので以前のような長距離ウオークは無理になった。それでもその事実を認めたくないという強い気持ちが、私の心を駆り立てる。
 今朝は、台風10号の影響で、風も少し強く空はどんよりと鉛色である。地下鉄で名古屋駅に向かった。特になにをしようという目的があったわけではない。考えた末、常滑へ国際空港を見に行くことにした。全くの気まぐれである。台風の性か列車はガラガラであった。それでも指定席券(350円)を買って車窓を流れる景色を楽しんだ。視点は定まっていない。病気のことや仕事のことが脳裏を横切りそうになる。それを無理やり押さえ込んで頭の中を真っ白にする。自分が解放された瞬間である。体温が少し上がったのか体がジーンと痺れていた。痺れというよりは陶酔といった言葉の方が適当かもしれない。
 常滑駅に降りると、駅は様相を変えていた。線路が空港方向へ延長されていた。駅を出ると激しい風と雨である。傘を飛ばされそうになりながら常滑競艇場の駐車場まで来た。競艇をやりに来たわけではない。この町は、競艇と焼き物の町なのだ。競艇場にやってきたのは、海上が一望できるのではと思ったからだ。しかし、防波堤沿いには安全ネットが高く張られており、海上をみることはとても無理であった。防波堤沿いに南下すると、観光客用(空港を見に来る人用)に提供されているのだろう、ベンチがいくつか用意され、安全ネットが一部透明になっていた。そこから遠景を垣間見ることができるのだ。海が何キロにもわたって埋め立てられ、遠くに空港管制塔らしきものが見える。町は短期間に変貌を遂げていた。雨と風が激しい。写真を数枚撮り、這這の体で駅まで引き返した。来年は楽しい年になりそうである。


(平成16年07月24日、土曜日、高山へ涼を求めて)

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(平成16年07月17日、土曜日、神戸へ)

 今日は夏休みをとった。いつものように本屋へ行って、その帰りにパチンコをした。結果は、想像通り惨敗である。全く懲りない私なのだ。パチンコ店を出ると夏の太陽が強烈だ。急にどこか行きたいという衝動に駆られる。JTBに飛び込み、「京都か神戸に行きたいが宿を探してくれないか」とたのんだ。19日月曜日は海の日なので、今日からは4連休だ。案の定、旅館は満室であった。結局、19日土曜日の新幹線切符と20日帰りの新幹線切符を買って帰ってきた。インターネットで調べれば旅館なんか簡単に予約できると思っていた。その夜、ネットで宿を探すのだが宿泊先は見つからなかった。2時間も探したのだが。切符は買ったがどうしようと、ともかくその日は床に入った。

  翌日、名古屋7時20分発の新幹線に乗った。車中で考えた末、少しもったいない気もするが日帰り旅行に切り替えることにした。神戸に着き帰りの切符を取った。20時50分の新幹線である。約11時間、神戸を楽しまなくてはならない。
 暑い日であった。首からタオルをまいたおじさんスタイルである。ゴンドラ、異人館、ポートタワー、湾内観光船、ラーメン、中華街、ポートライナー.....滅茶苦茶忙しい一日であった。病人であることをすっかり忘れてしまった一日であった。