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(平成15年6月20日、金曜日、めまいとウオ-キング)
 「むこ殿」(TVドラマ)を見て寝る。数回、目が覚めたようだが、気が付くと早朝5時であった。よく寝れた方である。台風が過ぎたにもかかわらず空は相変わらず鉛色の大きな雲に覆われていた。

 ”めまい”を再び感じるようになった。術後当初は”めまい”がなかったが、ベットから離れる時間が増えるにしたがって戻ってきたようだ。術前よりは軽めだが確実に戻ってきた。大きな耳鳴りとともに戻ってきた。まぁ、原因が突発性難聴と分かっている。その難聴が起こったのは心臓からのストレスだと分かっている。心臓の方はなんとかなったので、ストレスの原因は取れたと思う。後は私自身が慣れ、もちろんこれには時間がかかるが、脳への情報伝達をいかに学習補正していくかにかかっている。焦らず長い目でこの”めまい”とは戦っていかねばならないようだ。

 なにも暗いことばかりではない。朗報もたまにはある。外科のT主治医が来たので、「運動量の目安は」と尋ねてみた。これを聞くのにはかなりの勇気がいった。「なるべく安静にしてください」とでも言われたら、ウオーキングを趣味とする私には致命傷である。最初は命を永らえればと望んだ手術だが、元気になるともう次のことを考えている。先生から返ってきた言葉は「息切れするまで大丈夫です。完璧に血管を付けといたから」というものであった。嬉しさに体が震える思いであった。もちろん健康人とは違うので当然そこには適度なウオーキングという制限がつくのは当たり前なのだが。冠状動脈の狭窄を気にせずウオーキングできるのだから喜ばしい限りだ。JR東海の「さわやかウオーキング」あたりなら、マイペースで歩くなら参加できそうである。じっくりとリハビリをし、自分の体調を知らねばならない。

 午後から心エコーの検査があった。心臓は問題なく動いているようだった。バイパス手術を受けた患者は退院前に心臓カテーテル検査を受ける必要がある。冠状動脈に血液が上手く流れているかどうかを確認する検査である。ただし、かなりの苦痛を強いられるので、できれば受けたくない検査である。心エコーを受けた時、T主治医(内科)に聞いてみた。その結果、今回は心臓カテーテル検査を受けなくても良いことになった。ホットした。

 心エコーから帰るとガーゼ交換が待っていた。今日はT主治医(外科)自らが処置を行ってくれた。なかなか治らない傷を本格的に診てくれた。「本来なら再化膿なんかするはずが無い」と独り言をもらしながら、周辺の毛を剃り、消毒粉をかけ、ガーゼ交換をしてくれた。今日の夕方にもT医師自らがガーザ交換をしてくれらしい。再化膿が気に入らない様子であった。


心臓病と超音波検査
 胸壁に密着させたプローブから超音波を心臓に向けて発射し、 その反射波を画像化して診断する方法である。
 超音波検査の特徴は、心臓の内腔や弁などの動きをリアルタイムでみることができる。このほか心筋の厚 さや、心筋をおおっている心外膜に液がたまっているのかどうか、心臓の形態異常、心臓の腫瘍や内腔の血栓 の有無がわかる。(事実、私も前回の入院時に、心臓内の血栓を発見してもらった。)
 さらに、心臓のはたらき、その血流の速度をみる超音波ドプラー検査(カラードプラー検査もある)もあわせて、心機能の診断も可能で、心臓病の診断にはなくてはならない検査方法である。