(平成15年6月17日、火曜日、人生の縮図)
昨日、ホルター心電計を外したのだが、その後が大変である。胸部の電極をしっかりとを固定していた粘着テープにかぶれてしまった。傷跡も引きつった感じで痛いし、その上そこに強烈なかゆみが加わったので堪らない。看護師に話すと早速かゆみ止めを塗ってくれた。若干、楽になったようだが気休め程度である。胸部に強烈な違和感を感じながら寝るのだが熟睡はとても無理である。
太ももの切開跡が化膿した。30cmぐらいの切開跡が赤く脹れていた。切開跡を再び開き、膿を出し、消毒用ガーゼを入れ。上から大きなガーゼで覆ってくれた。先の土曜日から症状を訴えていたが、やっと治療をしてくれた。この傷を治すのに1週間かかるという。少し不満であった。

病院は人生の縮図といえる。いろんな患者がいる。老若男女といっても過言ではない。病状もピンからキリまである。排便処理すら介護をしてもらう者から洗面台に向かって綺麗にドライア-をかける奴までいる。退院を心待ちしている者から、死を待っている者までいる。正に人生の縮図だ。ここでは平等なんていう単語は通用しない。同情はするが自分だけ助かれば良いという明確な意思が存在する。相手を思いやる気持は完全に失せ、そこには同情だけしか無い。患者同士が和やかに話し合っているが、それは元気になり退院を待っている者達である。気持のゆとりがないと協調しあうなんてことは大変である。長く入院すると、こん
な事を感じ、寂しい思いをする。ある意味では、己を隠し、共生しながら生きていく社会の方がずっと楽である。早く社会復帰したいという思いが強くなった。
そんな中にあって看護師の使命は重い。看護師には頭が下がる。中にはできが悪い奴もいるが、大半は患者を支えてくれている。正に医師と看護師と連携(チーム)医療である。良く訓練されていることが分かる。我ままな患者にも嫌な顔をせず応対している。相当な使命感がなくてはとてもできない仕事である。それにしては社会的評価が低すぎるのではと思ったりもする。末娘が今年から看護師として働いているが、彼女もそんなふうに頑張っているのだろうか。患者として思ったことを伝えねばならない。使命感と誇りを持ち、働いて欲しいものだ。