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(平成15年6月14日、土曜日、傷の痛み2)
 傷の痛みで目が覚めた。我慢できる範囲だと痛み止めはもらってない。日にち薬と思い我慢してきたが、これがなかなか手ごわい。痛み止めの副作用で胃をやられてはしょうがないと我慢してきたが、この我慢はあまり意味をなさないようだ。看護師に相談してみようと思う。1番痛いのは胸部、その次は手である。足も部分的に赤くなっており、化膿しそうな状況にある。化膿したら化膿したでやっかいだろう。確かに日にち薬なのだが、これだけの手術だから、症状の個人差も大きいはずである。症状の変化はなるべく早めに報告した方が良いだろう。なかなか順風満帆というわけにはいかないらしい。優等生患者でいるのは止めよう。

 入院以来、初めて、洗髪をしてもらった。髪は入院前に理髪店で短くカットしてもらっているので、濡れたタオルでグルグルと拭けばお終いなのだが。実に気持ちよかった。看護師が丁寧にシャワーで洗髪をしてくれた。やや熱めの湯だったが、至福の時であった。この看護師は計画的に患者の洗髪をしていると言う。クリニカルパス(標準的的治療方法のフローチャート)の徹底が図られているのだろう。(注:左のカットは風呂に入っているが、もちろん風呂は無理である。)

 めまいがなくなった件について、T医師(外科)に伝へた。「きっと血流がよくなって治ったんだわ。良かったね。」と言ってくれた。そんな矢先、夕方、同じ病気の入院患者と話す機会があった。お互いに話好きということもあり小一時間は話しただろうか。30分ぐらいたつと後頭部が重くなってきた。めまいが発症する前兆である。後頭部の症状は長くは続かなかった。恐る恐る立ちが上がってみたが、幸いめまいは感じない。本当はあるのだが、胸部の痛みの方に気持ちが引っ張られているのかもしれない。慎重にもう一度歩いてみた。やはり依然のめまい(浮遊感)はないようだ。ホッとしてベットに体を横たえる。仕事に復帰しストレスを浴びるとめまいが発症しそうな危機感を強く感じる。


痛 み
 結果論だが、痛みを堪える必要は全く無い。痛みで睡眠が取れないほうが重大である。痛いときは素直に鎮痛剤を飲むべきだ。痛みに苦しむ必要はない。看護士の「我慢できなくなったら言ってください」という言葉では、患者に真意は伝わらない。私は最後まで痛みと戦っていた。今にしてみればおかしな話である。