(平成15年6月10日、火曜日、待望の昼飯)
昨夜は江口洋介の「東京ラブシネマ」を見てから就寝する。処方してもらった眠剤を飲み、耳にイヤフォンを突っ込む。この薬に耐性ができたのかなかなか眠つけない。退院したらあれをしてこれをして楽しいことばかりを空想するのだが...ハット気が付くと日にちが変わり6月10日になっていた。時刻はまだ1時30分。NHKラジオのラジオ深夜便を聞く。昨年の入院以来(9月、心筋梗塞発作)、隠れたリスナーになってしまった。4時30分には完全に目が覚めてしまった。入院生活で十分な睡眠を取るのは無理かもしれない。
最近の私は朝食・昼食は病院食を無理して半分位は食べている。だが、夕食は女房殿の作ってくれた麺類を中心に食べている。患者にはあるまじき態度なのだが、これもT医師からの非公式な指導なのだ。今は傷口を一刻も早く直すのが先決で、それには栄養の摂取が一番という。
今日は喜ばしい日である。私にとっては楽しみにしてきた日なのだ。この時点でこのことを知っているのは病棟中で私一人ではないだろうか。なにが楽しみかって? 実は昼食に”うどん”がでるのだ。全く魅力がない食事に唯一メリハリをつけてくれるのだ。残念ながら月に1回なので、順調に行けば、次の”うどん”は食べれないかもしれない。(これは後日知ったことだが、普通食の患者は”うどん”を毎週食べているらしい。普通食では、”うどん”の他にカレーライス、エビフライ、寿司などもでるらしい。残念ながら、私は心臓職(減塩)を食べている。)
午前中にガーゼ交換があった。医師に「腹のワイヤーはいつ取ってくれますか」と尋ねると、術後2週間を経過し、心臓に問題が無いと判断したら抜きます」と答えてくれた。明日で術後2週間が経過するが、抜き取る時の痛みが心配である。
今日は、病室のワックスがけである、10時頃、部屋から追いだされた。同じ階にある食堂で待機していたのだが、急に睡魔が襲ってきた。熟睡をするわけにもいかず睡魔と戦っていた。1時間も待っただろうかやっと病室へ帰ることができた。ベットに倒れると直ぐ熟睡におちた。気が付くと昼食が運ばれていた。楽しみにしていた昼食が。お汁の一滴まで飲み干す。久々の満足感であった。
「東京ラブシネマ」
小さな映画配給会社ココモを興した真先(まさき=江口洋介)は、映画に対する情熱だけで買い付けに挑む日々を送っていた。一方、日本最王手の映画配給会社フェノミナンのハリウッド担当として活躍していた晴子(財前直見)は、突然ミニシアターの担当に飛ばされる(理由は、社長の江戸川薫(竹中直人)の恋心から)。映画の買い付けを通して真先と晴子は対立するが、次第に互いを認め合うようになり、やがてはそれが恋心に・・・。
ココモには、 副社長の千葉吉成(宮迫博之)と社員の日向暎ニ(玉山鉄二)、アルバイトの園田麻子(白石美帆)がいる。
春子の部下である坂本理紗(伊東美咲)が実に女の子らしいかわいい演技をしていた。ランチの女王にも出演していた美咲さん(トマト)。トレンディドランのトップへ駆け上がりそうな勢いである。