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(平成15年6月09日、月曜日、血液検査CRP)
 昨日ぐらいから胸の傷跡が痛み出した。辛抱できない痛さではないのでほっといても問題なさそうなのだが、長いこと血液検査もしてもらえないので、血液の再検査を申し出た。早朝、採血のために看護師がやってきた。「炎症反応は白血球数で分かるの?」と聞くと「違いますCRP値で分かります。」と答えてくれた。CRPってがんの腫瘍マーカーでも使われる検査である。なるほどと納得する。右手から採血をしてくれるのだが、採血のやりすぎで皮膚は乾燥した海綿のようにまったく弾力性がない。優しくやってくれるのだが、涙が出るほど痛いのだ。
 同部屋の空きベットに2人の患者さんが入ってきた。一人はすごく若い人、もう一人はお年寄りだ。お年寄りはベットサイドまでわざわざ挨拶にきた。これが常識なんだろう。忘れないようにしなければ。若者もかなり深刻な状況で手術が前提になっているようだ。この病棟の心臓病患者はどんどん若年化しているように感じるのだが、錯覚だろうか。

 今日からパソコンをやる事にした。昼食をとってからパソコンの電源を入れた。2週間ぶりだ。困った事が起こった。ベットの高さ、窓際の明るさ、老眼等々が原因なのだろうが、パソコン画面の文字がにじんでしまうのだ。頑張って焦点を合わせようとするのだが無理であった。TV、小説を裸眼でみていたので目の調整機能がそれに合ってしまったようだ。これは困った。入院の貴重な体験をもらさず書かなければならないのだ。直ぐ眼鏡やに飛んで行くわけにもいかない。まぁ、そのうち目が慣れてくれるかもしれない。

 昨日から自力歩行で病棟を2週回る事にした。安静時脈が100もあるので積極的に歩くのを避けていたが、避けていてばかりではなにもすすまないと、女房殿に助けてもらいながら歩く。心臓は問題ないようだが、切開した左太腿が突っ張って歩きにくい感じがする。心拍数はどうなんだろうと不安になったが、危険なら看護師が飛んでくるだろうと歩きつづけた。術後以来、胸には胸部モニターが取り付けられ、無線で心拍数、波形等の情報がナースステーションへ飛んでいるのだ。
 女房殿がカツサンドを持ってきてくれた。ソースが薄いので物足りなかったが、ひさびさということもあり喉が鳴った。実に美味しかった。


CRP=(炎症反応の値を測定する)
 CRP(C反応性たんぱく)は血清中に増えるたんぱく質の一種で、健康な成人では血液中に0.1mg/dl以下しか存在しないが、風邪などをひいて体内で細菌が暴れたりすると、グーンと数値が上がる。主に感染症の指標として用いる。
<正常範囲> 〜0.8mg/dl以下
<異常となる疾患>細菌感染、ウィルス感染症、心筋梗塞、自己免疫疾患など...