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(平成15年6月08日、日曜日、パソコンとうちわ)
 早朝、病棟の公衆電話まで歩き、パソコンとうちわを持ってくるように頼む。だいぶ元気が出てきたのでパソコンをやる気になった。実は不安があった。動脈を取った左手が若干痺れているのだ。パソコンが出来なくては一大事である。早いうちにリハビリをやりたかった。
 朝食をとり、うとうとしていると弟がパソコンを持ってきてくれた。今から金山のJRAに馬券を買いに行くという。「「兄さんは買わなくてもいいか」と聞いてくれた。まったく気がなかったのだが、携帯金庫から4000円を渡す、検討は弟が持ってきてくれた新聞で5分。当るわけがない。

 昼からいつものように女房殿がやってきた。彼女は一日もかかすことなく世話をしにきてくれる。今日から病棟を自力歩行することにした。たった2周。距離にして100mもない。それでも萎えた筋肉を少しでも元に戻す為にと無理はしないように歩く事にした。傷口も痛いが、他の筋肉がこむら返りを起こす。完全に歩けるようになるにはまだまだである。トイレも今日からは自力歩行で行こうと決めた。疲れた体をベットに横たえる。手術が成功したんだと涙がでそうになる。女房殿が”串かつ”を持ってきてくれた。ソースをたっぷりかけたかったが、さすがにそれは注意された。それにしても美味しかった。

 いつもの様に眠剤を飲み眠る。看護師の声で目が覚めた。6秒間不整脈があったそうだ。安心しきっていたが、心臓も戦ってくれていたのだと思い知らされた。不整脈に対する新たな治療が始まるのか......