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(3月24日、水曜日、お世話になったO医師)
今日は、昨日の日曜出勤の代休日で、15年来の主治医であるO医師の診察を受ける予定である。診察というよりも現状報告と相談といった方がいいかもしれない。O医師は、既に退職され、現在は名誉職で診察を続けている。その親身な診察と穏やかな性格で、多くの患者から厚い尊敬を受けている。私もその一人である。現在のT主治医からO医師に情報提供書を送ってもらっている、それを参考に助言をもらおうというのである。手術を受ける最終決断(私の中では既に決まっている)を前にO医師の意見を聞いておきたいのだ。O医師の答えは分かっている。それでも敢えて、O医師の口からそれを聞いておきたいのである。
突発性難聴を発症し、1ヶ月以上が経過したが、耳鳴りとめまいはなかなか消えない。バイパス手術が成功したとしても、こんな状況が続くとなると.....前途は暗い。さすがの楽観主義者の私も気分が沈みがちである。手術計画を早く立てたいのだが、反面、大きな恐怖心があるのも事実で、何処かでそれを先延ばしにしている感もある。このところの私は、支離滅裂な生活を送っている。体調不良が原因なのだが。何かに集中するでも無く、漫然と時を過ごし、疲れたら寝るという生活が続いている。そんな生活ぶりは、家族に大きな不安を抱かせている。びしっと決めたいのだが、気持ちにゆとりが無い。この状態から抜け出し、家族の心配を払拭するためには、私が強くならなくてはならない。それは、十分に分かっているのだが、今のところはどうすることもできない。せめてめまいが無くなればと泣き言の一つも言いたくなる。

末娘の就職先が決まった。なんと私と同じ職場に勤めることになったのだ。職種が違うので顔を合わせることは殆ど無いが、照れくさくもあり、嬉しくもある。自分の思いを成し遂げた彼女に大きなエールを送りたい。私の娘としては良く頑張ったものだ。少し誇らしい気分である。
昨日は、長女の嫁ぎ先との食事会であった。娘夫婦がフランス料理をご馳走してくれたのである。場所は、千種区にある「黒牙」というレストランで、およそフランス料理には似つかわしからぬ名である。古い日本家屋を改築したもので、内部は、概観のイメージとは程遠く、しっかりとしたフランス料理店であった。家族中が集まったのは初めてだったので、出席者は皆、緊張している様子であった。娘夫婦は入籍を先に済ませ、披露宴は来年に予定しているので、家族中で集まるのは初めてなのだ。それでも暫くすると打ち解けた明るい宴席が出来上がった。食事をした後、娘夫婦のマンションに行く。新築の素晴らしいマンションであった。
私の状態は最低だが、私の周囲では幸せなことが次々と起こっている。子供達は完全に成長したようだ。もう大丈夫だ.........
(単語)
CABG [Coronary Artery Bypass Grafting、冠状動脈バイパス手術]

