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(2月28日、金曜日、退院は?)
 朝を迎えた。突発性難聴を併発していることもあり、退院計画が立たない。血圧を測りに来た看護師にその旨を伝える。しばらくすると明日退院で結構ですと言いに来る。なんかあっけない感じがする。聴力検査に呼ばれた。歩いて3階の検査室へ向かう。3月17日(月)の再診予約をする。運が良い事に、循環器と同じ日に予約を取る事ができた。聴力検査室に入る。防音室が耳鳴りを大きくする。聴力にはあまり変化が無かった。高い音域が聞こえていないようだ。
 午後からは結構忙しかった。退院処方をしてもらい、退院の準備をする。しかし、前回のような喜びはない。空虚な気持で一杯である。かなり悲観的になっている。バイパス手術のこともあるが、当面はこの突発性難聴がどのように改善されていくのか不安である。一生このままではという恐怖もある。
 夜、女房殿がやってきた。病院の食事に苦しんでいる私に蕎麦を持ってきてくれた。直前に、主治医の先生と合い、早急な手術を勧められたという。なにか釈然としないが、結構やばい状況の様である。自分の情報を知る事は大切なのだが、なぜか消極的になってしまう。問題と直面する恐怖を避けているようだ。何はともあれ明日は退院である。