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(SADってなに)
 システムアドミニストレータってなんだろう。今はやりのカタカナで、なんか専門家って感じがする。 そんなカッコイイものなんだろうか。
 参考書にはこんな風に定義されている。「SADとは、利用者側(ユーザ側)において情報処理に関する知識・技術を有し、SADが所属している部門内あるいはグループ内の情報化をリードする役割を担い、情報化をユーザの立場から推進し実行する者をいう。」
 要するに、今まで通産省の情報処理試験は、コンピュータを管理する側の試験であった。しかし、SADは視点が異なっている。ユーザ側の試験である。グループ内の情報化を進めたり、実務を知っているユーザ側に立ち、基幹システムとのジョイント的役割を担うのである。やはりカッコイイ。
参考までに試験実施要領には次のように定義されている。
 ユーザ部門の一員として自身の作業に従事するかたわら,部門内又はグループの情報化を利用者の立場から推進し実施する業務に従事し,次の役割を果たす。  
  1. 担当する業務は定型的事務処理作業が中心で,他部門との接触も定型的な範囲。  
  2. 情報化の推進については,AD(上級)の指導の下に部門内又はグループ内でクローズするシステムを中心に,AD(上級)の設計した内容に基づきその実現に当たる。
  3. 情報システムの提供者側に対し,利用者側の意見要望を提起する。
  4. 情報システムの運用とシステム利用環境の整備を行う。


(試験の範囲)
 試験のレベルや内容については、過去の蓄積もなくなかなか予想しにくい。SAD試験の指針を示している。「システムアドミニストレータ育成カリキュラム」(中央教育研究所)をみると、第2種及び第1種情報処理試験より出題範囲は狭い。しかし、情報システムの企画・構築・運用、パソコンの利用に関しては、かなり高度な内容が要求されている。ということは結局、情報処理に関する知識・技術についても高度な内容が要求されるということになる。情報システムの企画・構築・運用、パソコンの利用などはハードウエアやソフトウエアの知識が基本となるからである。SAD試験は、平成6年秋期から実施されたばかりで、出題された問題を見る限りでは第2種よりは応用的な知識・技術が必要なものが出題されている。しかも、例年レベルが高くなってきている。高度情報処理技術者の範囲からもいくつか出題されている。SADには実務的なことが要求されている。
 
参考までに試験実施要領には要求水準が次のように定められている。
  1. 担当する部門業務を実務的に理解している。
    • 業務の流れを体系的に把握する能力
    • 情報システムの一般的な知識
    • 上記の能力や知識を活かして常に仕事の進め方の改善を図る応用力
  2. コンピュータ技術としては,EUC環境とツールの基礎的なレベルを理解し操作できる能力をもつ。
    • ユーザがシステムを利用する際の操作性を考慮した,ヒューマンインタフェースの設計技術
    • システムを評価するためのテスト技術
    • 構築したシステムの検証技術
  3. EUCの推進に当たっては,部門内又はグループが必要とする情報の意味と内容を理解したうえで,これらツールを利用してその情報を得る仕組みを作る能力をもつ。
    • EUCの中心となるパーソナルコンピュータ関係の知識,技術
    • 特に表計算ソフトとデータベースソフトに関する知識,技術
    • パーソナルコンピュータ利用環境の情報技術
    • 情報化の面で快適なオフィス環境を実現していくための知識


(具体的な出題内容等は)





試験時間
出題形式
午前 150分(9:30〜12:00)
多肢選択式
午後 150分 (13:00〜15:30)
多肢選択式
出題方針

 システムアドミニストレータカリキュラムに対応した,基本的知識・技術を問う問題。
 情報システムを利用する立場・環境を意識した問題。

  1. 体系的な知識や基礎能力を問う問題。
  2. 業務事例を与え,企業組織の機能や業務の流れを問う問題。
  3. 表計算・データーベースソフトなどのパッケージソフトを操作できる能力を問う問題。
  4. 表計算・データーベースソフトなどのパッケージソフトを業務の中でいかに活用するかを問う問題。
出題数と
解答数
 出題数   解答数
 80問     80問
 
 出題数   解答数
  5問      5問(カリキュラム全般の基礎能力)
  1問      1問(表計算ソフト)
  1問      1問(データベースソフト)
受験資格

制限なし

業務経歴書

提出の必要なし

 午前中は暗記中心でもなんとかなりそうである。別に満点を取る必要はないからである。80%を目指すなら丸暗記で大丈夫である。
 ただし、午後は別である。データベースソフトとは実はSQL言語をさしている。SQL言語はACCESSで疑似体験をすることは出来るが、ユーザが自分のシステムにこの環境を作るのは難しい。現に自分も、机上で勉強するしか仕方なかった。それに午後問の注意すべきところは、問題がどんどん新しくなってきていることである。過去問対策は効果が薄いようだ。パソコン雑誌を多く読み、最新情報へのアンテナを目一杯張る必要がある。


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