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(新年のちかい:平成11年1月)
旧年中は、不合格したことへの悔しさがこみ上げる毎日が続いた。こんないい方は変なのだが、ちょうど、すれすれ落ちたようだ。努力不足だったのだから仕方ないとなかなか思い切れない。千載一遇のチャンスだったのに.......うじうじ、ぐずぐず...もうすこしだったのに....
年が改まり、気持ちも一新。今回は単に参考書を読むだけではつまらないので、自分の趣味(パソコン)を活かした勉強をすることにした。それはインターネットを最大限に利用することである。気持ちの整理と勉強方針を立て、デスクトップ上に”99春SAD”というフォルダを作成した。いよいよ始まる。結構うきうきした気分である。
(具体的にどうしよう:平成11年1月)
昨年の反省から、当分の間は2種を勉強しようと考えた。先のSAD試験にも10問程度同じ問題が出されていた。難しいことを勉強すれば、少しはSAD問題が簡単に思えるかもといった期待感もあった。なるべく参考書の購入はしない方針であったが、技術評論社「第2種要点・重点11年度版」を購入する。年始にダウンロードしたHP情報等を利用して、いかに快適な環境作りをするかが問題である。こういった作業は余分なような気もするが、最終的にはプラスになるはずと考えることにした。もちろんなにを最終目標にするかによって違うのだが。デスクトップフォルダ内容はこのイメージになった。
過去問題で間違ったところを抜粋しワードで整理することにした。このワードファイルは、合格した後、HP上で利用することを意識している。エクセルで解答用紙を作成し、平成6年度以降の過去問題で間違った個所が一目でわかるようにした。こうすることでどこに弱点があるのか判る。制御装置内各種レジスターの関連が理解できていないようで、同じ問題で間違ってしまう。
それから昨年末から「合格情報処理(学研)」を購入している。これは、いろんな切り口から解説がしてあり、壁にぶつかった時には最適である。たった880円なのだから、この雑誌の購入は受験者にとっては必須ではないか。気分転換にこの本を読むのが好きだ。コンビニの弁当のようにいろいろなものが少しずつ詰まっているようだ。しばらく二種の勉強を続けよう。
(平穏な毎日に変化が:平成11年3月)
いよいよ試験まで1ヶ月を残すだけになった。3月からはシスアドの勉強に専念することにする。デスクトップには数々のファイルができ、要点が整理されている。これを覚えれば午前対策は完璧である。しかし、いまだに午後対策ができない。オラクル社からもらったSQLトレーニングCD−ROMで以前よりはデータベースが判ったが、第2正規化が理解できない。SQLは今までSELECT文しか出題されていないが、定義・更新関係も出題されるかもしれない。どちらにしても午後問題は、一朝一夕ではなかなか難しい。合格率がそこそこなのもそのせいであろう。
平穏な毎日が続く、勉強も比較的順調である。しかし、その生活に突然変化が生じた。10年勤めた職場からの転勤が決まった。転勤となれば、引継業務が大変だ。歓送迎会等の飲み会も増える。そろそろ転勤かなぁと思ってはいたが、なにも今年転勤になることはないのに。これで夜の勉強はできないと覚悟しなければならない。
(転勤は大変です:平成11年4月)
やはり転勤は大変だ。新しい職場で、仕事に追われる毎日である。仕事を知らないので効率はすこぶる悪い。おまけに連日連夜の飲み会である。唯一助かったのは、今度の職場も情報系の仕事であり、いままでの勉強が多いに役立っているということである。しかし、試験日がどんどん迫ってくる。 試験まで土・日が2回りある、ここで集中的にやるしかない。今年に入ってから情報が整理してあったので、要領良く勉強をすることができた。過去問であれば、設問の数文字を見れば選択文をあまり読まなくても正解が判るようになっていた。でも、設問をアレンジされたらどうなるのかわからない。そうなのだ、やはり完全には理解していないのだ。相も変わらず午後対策はしていない。問題に恵まれるのを期待するだけか。こうしてどたばたの中で試験日を迎えようとしている。
(試験当日:平成11年4月18日)
最初の試験では家族が随分気をつかってくれた。しかし、今回は少し違う。「駄目ならまた受ければいいがね」なれない名古屋弁で女房が言う。まぁそうだな。最近は資格うんぬんより、勉強が楽しくなってきているから。熱い味噌汁を飲み家を出る。
今日は雨である。地下鉄に行くまでにずぶ濡れになってしまった。電車に乗る。辺りを見まわすと、やはり受験生がいる。参考書を読んでいる。頭良さそう。でも今回はここまできて勉強なんかと虚勢をはって狸寝入りをする。塩竃駅に着いた。雨は相変わらず激しい。昨年より専門学校の勧誘が多い。試験を受ける前から”勉強するなら”という勧誘も無礼といえば無礼だ。少し寒くなってきた。最近の天気は少し変だ。名城大学に着く。
受験場所は昨年と随分離れていた。今回は願書を早く出したからだろう。やはり若い人が多い。おじさん・おばさんを見かけてホットするのは前回と同じである。机の上に必要なものを出し、時間が来るのを待つ。なにかの雑誌でガムを噛むと良いと書いてあったことを思いだし、不謹慎にもガムを噛み始める。
(午前問題)
午前の試験が始まる。全体を眺める。昨年より計算問題が少ないし、簡単であった。20問を30分ずつ、残り30分をチェックという時間配分で第1問から始める。過去問からの出題が多い。そのまんま出題されている。順調に進んだが、問20で問題の意味がわからない。飛ばして続きをやる。昨年は難しい上にイージーミスも多かったので慎重にマークシートに記入する。表計算もSQLも無事通過。問65でつまずく。飛ばして続きをやる。問76のZグラフなど設問を読まなくても解答できた。以前はこのZグラフの移動合計に振りまわされたものだ。問78はディレクトリの問題である。日頃ホームページを作っているのに前回は間違ってしまった。今回は慎重にマークする。最後まで終わった。判らない問題は2問だけである。問20はなんとか理解できた。問78は難しく考えすぎてしまった。答えはすぐ出るのだが、なにか裏がありそうで。結局は、その解答ではなく、現実的な数字をマークした。ともかく30分は時間が余った。勉強の成果というより、問題が簡単だったのだろう。ともかく勉強しただけの成果をだすことができた。(午後問題)
午後問題が始まった。なんと1問目からSQLではないか。なんとかしのぐ。問2、またまたデータベースの問題。大嫌いなタイプの問題である。おまけに複数回答(該当するだけ答える)ううう....。問4は暗号化の問題。この問題はまだ出ないだろうと思っていた。公開暗号化鍵と電子署名の関係が判らない。えーぃ山勘。問6にまたまたSQL。設問数も多い。時間がなくなってきた。後30分。 最後は表計算問題である。ニ捨三入、七捨八入....IF文...。また表計算で頭が混乱。こんな問題出すな。時間があればなんとかなるのに。くそ〜。あっという間に150分が過ぎた。午後はメロメロになってしまった。教室を出る。今回も終わったな。
(合格万歳!)
1999年6月3日(木曜日)、朝から全く落ち着かない。テスト結果には自信があるのだが、受験番号はマークしたかなぁ、解答欄のマークがずれていないかなぁ、いろいろ考えるときりがない。さすがに無関心を装っていた女房も「いよいよだね」と言い出す。自己採点では午前96点。午後は85点と信じられない得点が取れた。問題が簡単だったのだろう。今は合格点が上がらないことを望むしかない。合否はともかくとして、今回は勉強を十分にしたという充実感がある。できればうかりたいなぁ。当たり前だが。率直な気持ちである。
日中は仕事が忙しく、試験のことは忘れていた。帰りのバスの中でまた思い出す。美酒を飲みたいものだ。テレビでは中日ドラゴンズが巨人を相手に珍しく勝っている。今、午後8時。24時の結果発表を見るために早く寝ることにする。野球中継を聞きながら寝入った。
「お父さん、12時になったよ。結果見なきゃ。」という女房の声で目が覚めた。そそくさと起き、パソコンに向かう。前回の時は全くつながらず、結果はその朝にしかわからなかった。今回もきっとそうだろうと思い、JITEC(http://www.jitec.jipdec.or.jp/)につなぐ。TOPページがあっさりと立ちあがる。「合格発表」をクリック、マウスに力が入る。今回は検索するのではなく受験番号が掲示されている。次ページをクリック。0964番はあるかなぁ。あった。万歳、万歳、万歳。予想はしていたが、感動である。横で女房がガッツポーズをしている。本当にうれしかった。努力が報われたこと、家族の期待に応えられたこと...
4日の朝、パソコンに向かい、出勤前の忙しい時間にこのHPを作っている。これを読んでいる人は、何か自慢話のようで不快かもしれない。しかし、勉強すれば、努力すればなんとかなるということを知ってもらいたい。自分自信も驚いているのだ。50歳の無謀な挑戦もひとまず完結である。
秋の第二種試験が私を待っている。この感動を再び味わうことが出きるのだろうか。みんな頑張りましょう。
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