<平成8年度>

問38 複数のパソコンでテキストデータを相互利用したい。OSと文字コードの関係についての記述として,正しいものはどれか。

 

ア 1バイトコードの英数文字だけのテキストデータであれば,OSが異なるマシンをLANで接続し,テキストモードでのファイル転送(TCP/IPのFTP)を行うことで文字コードの変換ができる。

イ 2バイトコードの漢字やかな文字だけのテキストデータであれば,OSが異なっていても文字コードの違いはないので,そのまま利用できる。

ウ OSが同じであれば,文字コードは必ず同じになるので,テキストデータはそのまま利用できる。

エ 同じ文字コードを使っていれば,OSが異なっていても,テキストデータはそのまま利用できる。

オ ファイルサーバにあるテキストデータであれば,クライアントマシンのOSにかかわらず,そのまま利用できる。

 

38 エ

ア FTPには文字コードの変換機能を有していない。

イ 2バイトコードには,JISコード・シフトJISコード・EUCがあり,それらの間で変換が必要となります。

ウ 1バイトの文字コードでもEBCDIC(IBM社)・ASCII(情報交換用米国標準符号)・JISがあり,それらの間で変換が必要です。

エ 文字コードと,改行コードなど限られた制御コードだけからなるファイルをテキストファイルといいます。問題文のテキストデータが文字コードだけを指すのか,制御コードも含めるのかは不明ですが,いずれにしてもそれを扱える機種やソフトの間で幅広い互換性を持っています。また文字コードでは,2バイトで1漢字などの全角文字を表現する,2バイトコードも利用できます。

オ イ・ウでの解説が,これにも当てはまります。

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問67 仕事の問題発見及び改善を行うときの行為として,適切でないものはどれか。

 

ア 改善案をたくさん出してもらう目的で,バズセッションを行った。

イ 仕事に関する意見を広く収集するために,アンケート調査を行った。

ウ 仕事の流れを整理するために,DFDを作った。

エ 出された意見を整理するために,KJ法を使った。

オ 問題が発生する条件を整理するために,決定表を作った。

 

問67 ア

バズセッションは改善案をまとめるのに適しており,改善案をたくさん出すにはブレーンストーミングがより適しています。微妙な感じがしますね。何度やっても正解に思えます。バズセッションをもう一度勉強する必要があります。

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問68 次のE-R図の示す内容として,適切でないものはどれか。

 

ア 学生と科目には,多対多の関係がある。

イ 学生と科目の識別子は,それぞれ学籍番号と科目コードである。

ウ 学生と科目は,実体である。

エ 学籍番号,氏名,性別,学年,専攻学科は,学生の属性を示すインスタンスである。

オ 受講は,学生と科目の関連を表すものである。

問68 エ

 E-R図には様々な図法(図の書き方)がありますが,データの関係を以下の要素で表したものである点は共通です。

A.エンティティ

 実体の意味ですが,簡潔にいうとデータそのものを指します。問題図では,学生と科目を指します。

B.リレーションシップ

 エンティティ間の関係を指します。問題図では,学生と科目が受講する・受講される関係(受講)であることを指します。この関係を図式化したものが,エンティティ−リレーションシップ図です。

C.アトリビュート

 エンティティの持つ属性を指します。問題図では,学生に対する学籍番号・氏名・性別・学年・専攻学科,科目に対する科目コード・科目名・担当講師・教室番号を指します。

D.オカレンス

 エンティティでの個々のデータを指します。例えば氏名が木村宏一であるデータは,学生というエンティティのオカレンスになります。

E.カーディナリティ

 リレーションシップで,2つのエンティティの対応(1対1・1対多・多対多など)を指します。リレーションシップを表す線の横に0(0個)・1(1個)M(Many,複数個)を記入して表記します。実際のデータ設計では,最大カーディナリティと最小カーディナリティに分けて記入しますが,本問の解説からはずれすぎるので,これ以上は省略します。

F.インスタンス

 オブジェクト指向設計で出てくる用語で,データと処理手順が一体となった要素(オブジェクト)を指します。

E-R図については図法が違いますが,拙著SEへの入門 システム設計(増補版)でも取り上げています。なお,本問はE-R図に関する詳細な知識がなくてもある程度は理解できるように配慮されているようですが,オブジェクト指向の知識がないと解けない点もあり,問74と共に難問の部類に入ります。

ア 学生のオカレンスは,学籍番号などのアトリビュートで識別しているため,複数個存在しています。科目のオカレンスも,科目コードで識別していることから複数個存在しています。学生1人1人が科目の全アトリビュートに対応しているため,多対多の関係になっています。(問題図でMとNのカーディナリティの記号がありますが,MはManyではなく,数式のm:nの関係を表記しているものと推測されます。またリレーションシップの対応を見れば,この点が不明でも正しいことは分かります。)

イ 識別子とはいわゆるキー項目で,一意に定めるものを指します。

ウ Aを参照して下さい。

エ インスタンスと問題文の記述とが合いません。

オ 受講は,学生と科目の関連(リレーションシップ)を表すものです。

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