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 MOUS(Microsoft Office User Specialist)とは、マイクロソフトのオフィス製品を使用するスキルレベルを証明する資格試験制度である。アプリケーションを使いこなす実務能力を試験するため、試験は選択式ではなく実際にアプリケーションを操作する実技試験で行われる。また試験結果は試験終了後その場で通知され、試験結果には正答率も表示される。アメリカをはじめとした世界各国で実施され、合格の基準も統一されているため認定書はワールドワイドで通用するそうである。
   試験は、全国一斉試験と随時試験に区分されている。全国一斉試験は、毎月1回第1日曜日に全国一斉に実施される。MOUS運営事務局に受験申し込みをし、事務局から指定された会場で受験することになる。随時試験は、会場(MOUS認定パソコンスクール)に直接申し込み、申し込みをした会場で希望の日時に受験することができる。  
Microsoft Excel 97
一般レベル
Microsoft Word 97
一般レベル
Microsoft Excel 97
上級レベル
Microsoft Word 97
上級レベル
Microsoft PowerPoint 97
上級レベル

(くよくよしない:平成11年11月10日)
 情報処理試験に不甲斐ない成績を残した私であるが、気分転換にMOUS(Microsoft Office User Specialist)の初級コースを受けることにした。初級には「Word97」と「Excel97」の2コースがある。仕事で頻繁に使うソフトではあるが、使っていて"どうして行頭が揃わないのかなぁ"、"こんな操作が出来ないかなぁ"、"きっともっと楽な操作方法があるんだろうなぁ"といつも思っていたが、マニュアルを見るのが面倒臭くて、ついつい単純操作の繰り返しで対応してしまう。身近にあるソフトであるから簡単そうに思えるのだが、果たして試験の実態はどうであろう。こんな思いで勉強に取り組むことにした。滑り癖がつかないように頑張らねば。
 教材には、アスキー出版社の「MOUS、Word(初級・上級)・EXCEL(初級・上級)」を購入した。初級編と上級編は別冊である。初級に受かれば恐らく上級に挑戦するだろうという思いで、1冊2,800円もする本を4冊も買ってしまった。この出費額の大きさが、やる気につながれば良い...と思うのだが。

(いよいよ勉強スタート:平成11年11月15日、月曜日)
 初級問題は、さすがに日頃使っているソフトなので、あまり戸惑うことはなかった。それにWordもExcelもホームページを作るときに利用しているので、図形関係の問題もスムーズに理解が出来た。勉強は主に通勤バスの中でやることにした。不明確な箇所は、その夜に眠い目をこすりながら実際にソフトを動かして確認した。バスの中でメモをとることがこんな辛いとは思わなかった。三半規管がおかしくなり、めまい・吐き気がすることもある。おまけにミミズが這ったような字になってしまう。お陰で、参考書は再生不能なほど汚れてしまう。
 この本にはCD−ROMが添付しており、試験の雰囲気を体験することができる。画面の右上に『設問内容』、『問題番号』、『残り時間』、『最小化ボタン』、『問題送りボタン』の付いた小さなウインドウが出る。マイクロソフトのHPで体験した通りの動きをする。 参考書を一通り終え、要点をWordで整理することにした。なるべく図をふんだんに使い、一石二鳥の効果を狙った。

(試験の前日:平成11年12月4日、土曜日)
 明日は試験である。しかし、今日は土曜出勤である。昨日は飲み会で家に帰ってから勉強は全くできなかった。おまけに今日まで...。やることはやったという感があるのでそれほど焦ることはないが、気持ちに余裕が持てないのは結構厳しい。
 仕事を終え帰宅したのが20時。勉強をやる気力は全くない。女房などは「なぁ、ハヨ寝や」とノー天気なことを言っている。先日、娘がパソコン検定1級に合格したらしい。娘と張り合う訳ではないのだが、明日の試験には、なんとか合格したいものである。しかし、睡魔が襲ってくる。睡魔に負けた私は「土曜ワイド劇場」をつけたまま眠ってしまった。心のどこかで自分自身に"明日、早く起きてやろう。4時起床"と言い聞かせていたような気がしたが...グーグー。

(試験の当日:平成11年12月5日、日曜日)
 目が覚めると5時を少し回っていた。足元で愛犬のリリーがスヤスヤと寝息を立てている。そっと布団から抜けだし、パソコンの前に座る。なにか今日が特別な日のように感じる。心地よい緊張感が体の隅々まで走る。いつものようにメールをチェックする。ホームページのアクセスカウントをチェックする。最近ホームページの更新をサボっている。ウオーキングの12月分スケジュールをアップしたいのだが、とてもそのゆとりはない。返事を書くメールもなく。MOUS試験のHPをゆっくり見る。
 女房が起きてこない。「6時だぞ!」とたたき起こす。彼女は「1時間まちがってたわぁ」とあわてて飛び起きた。リリーも目を覚まし、1階の両親(私の)のところに挨拶をすべく、大きな体を巧妙に使い狭い階段を降りていった。朝食ができるまでお腹が持ちそうにない。着替えてコンビニに出かける。
 9時に家を出る。先週に会場の下見がしてあるので安心である。時間が少しあったので一駅前(上社)で折り歩いて会場に向かう。この辺りは以前と全く違ってしまった。私の母校があるところである。10分で会場についた。会場は「パソコンスクール、カムトゥルー」である。
 緊張しながら会場に入る。受付を済ませ、椅子に掛ける。試験の解説書を渡されたので目を通す。10時からの試験は6人ぐらいの人が受けるらしい。情報処理試験はみな同じなのだが、若い人ばかりである。

 Word試験が始まった。普段のパソコンと違うので、マウスがとっても使いづらい。問題は勉強した内容とさほど違わず、30分ぐらいで終了した。随分早く終わった人もいたが、焦りはない。先日の情報処理試験のようなパニック状態にはならなかった。試験終了。結果はすぐ分かるらしい。職員の人が結果をプリントしている。結果を持ってやって来た。結果が入った封筒を渡された。そっと開く。97%合格。万歳である。

 休憩を少しはさんでExcel試験が始まった。私はWordよりExcelの方が自信があった。 しかし、Wordより難しい感じがした。少し、パニックになりそうであった。30分ぐらいで終了した。80%とらないと駄目らしい。静かに「試験終了」の合図を待った。試験終了。......(沈黙)....渡された封筒をそっと開く。88%合格。もっと出来たはずである。どうやって採点されたかは分からないが、少し不満である。しかし、合格ということで納得した。
 WordとExcelを同時に受けた人は4人いた。3人が両方とも合格をした。たまたま3人が帰りの電車で一緒になったので、自己紹介をし、お互いの健闘を称え、更なる飛躍を話し合った。お互いのメールアドレスを取り交わしたのは言うまでもない。

 興奮気味で帰宅する。母親が「どうだった」と心配そうに聞く。「OK、OK」と軽く返す。安堵の溜息をもらした。女房も喜んでくれた。落ち込んでいた気持ちが少しは癒された。


 夕食後、年内に上級Wordの試験を受けるべく、試験会場の幾つかに電話した。今年の最終は12月24日であった。クリスマスイブなので少し迷うが。勉強期間が2週間一寸。どうしようかなぁ.....全く懲りない私である。
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