| この待ち行列はソフトウェア開発技術者試験の勉強で始めて知ったような気がします。午前問題であればいくつかの公式を覚えてしまえばそれで終わりなのですが、これが午後問題として出題された場合は歯が立たないのが現状です。なんせ丸暗記に近い状況なのですから。この際、不得意分野(嫌っている分野)を徹底的に勉強することで、逆に得意分野とならないかと、、無謀な挑戦を始めました。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1、M/M/1行列ってなに | ||||||||||||||||||||||||||||
お客がどのようにやってきて、どのようなサービスを受け、待ち時間はどうなるのか。あんまし興味がないので、何度やっても覚えられないなぁ。 M/M/1には次の条件がつけられている。・到着順にサービスを提供する ・割り込みはない ・客が立ち去ることはない ボアソン分布と指数分布
|
||||||||||||||||||||||||||||
| 2、M/M/1行列(待ち行列)でどうしても記憶しなければならないこと? | ||||||||||||||||||||||||||||
覚える必要がある公式は次の程度かな。理屈を理解してから覚えるのも記憶に残る覚え方ですが、時間を意識しながらの試験では、覚えてしまった方が有利です。![]()
・一般的には、0<ρ<1となり、λ<μで待ち行列が際限なくおおきくならない。したがって、待ち行列では、常にρ<1になります。 ・逆にρ>1ということは、処理能力を超えているということです。
|
||||||||||||||||||||||||||||
| 3、これだけ知っていればもう安心?、問題を解いてみよう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 問1 M/M/1の待ち行列モデルに関して、正しい記述はどれか。 ア 一定時間に到着する客の数は指数分布に従う。 イ 客が立ち去ることがある。 ウ サービス時間は指数分布に従う。 エ 待ち行列の長さに制限がある。 オ 窓口は複数個のことがある。 |
||||||||||||||||||||||||||||
| 答え | ||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||
問4 オンラインリアルタイムシステムにおいて、トランザクションの到着や処理が、M/M/1モデルの待ち行列を想定できるものとするとき、プロセッサの利用率(X)、応答時間(Y)の関係をグラフに表したものはどれか。(H11,1k,5)![]() |
||||||||||||||||||||||||||||
| 答え 覚えてしまえば終わりだが、実に奥行きの深い問題です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 問5 ある銀行の支店に自動支払機が1台設置してある。この支店は、自動支払機の利用率の増加に伴い、もう1台自動支払機を増設することにした。自動支払機のサービス時間をTs、増設前の自動支払機の利用率をρとするとき、自動支払機の増設後の平均待ち時間として正しいのはどれか。ここで、待ち時間はM/M/1の待ち行列に従い、平均待ち時間にはサービス時間を含まないものとする。また、自動支払機の増設後は、2台の自動支払機は均等に利用されるものとする。 ア (2ρ/1−ρ)×Ts イ (ρ/2(1−ρ))×Ts ウ (2ρ/1−2ρ)×Ts エ (ρ/2−ρ)×Ts |
||||||||||||||||||||||||||||
| 答え 2台になることによって、何が変化するのか?選択肢はそれほどない筈 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 問6 平均2件/秒の割合で発生するトランザクションを、1件当たり平均0.3秒で処理するシステムがある。トランザクションの発生及び処理がM/M/1待ち行列モデルに従うものとすると、システムの平均応答時間は何ミリ秒か ア 300 イ 450 ウ 750 エ 1,500 |
||||||||||||||||||||||||||||
| 答え 最もオーソドックスな問題。平均応答時間とういう単語に気おつける必要があります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 問7 あるレストランでは、1時間に平均6人のお客さんがボアソン分布に従って来店する。調理人は1人前の調理に要する時間は平均8分で、シス分布に従っているものとする。注文順に調理して、注文してから料理が出てくるまでの平均待ち時間は何分か。 ア 16 イ 24 ウ 32 エ 40 |
||||||||||||||||||||||||||||
| 平均待ち時間という言葉に惑わされますが、文章をよく読むと、平均応答時間と理解できるはずです。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 問8 10台のパソコンで1台のプリンタを共有して使用しているシステムがある。このプリンタを新機種に交換して速度を2倍にしたとき、印刷を要求してから終了するまでの平均応答時間(TAT)に関する記述として、適切なものはどれか。ここで、印刷はボアソン分布に、正味の印刷時間は指数分布に従うものとし、印刷データ転送時間などは無視するものとする。 ア 平均要求件数が2倍のとき、TATは1/2になる。 イ 平均要求件数が2倍のとき、TATは変わらない。 ウ 平均要求件数が4倍のとき、TATは変わらない。 エ 平均要求件数が同じとき、TATは1/3になる。 オ 平均要求件数が同じとき、TATは1/4になる。 |
||||||||||||||||||||||||||||
| ここでもプリンタの速度を2倍にすると、何が改善されるのかを考えましょう。勿論、TATの公式は覚えている必要があります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
問9 図に示すシステムにおいて、TC(端末装置)からみた平均応答時間は、何ミリ秒か。ここで、電文はTCからランダムに発生し、電文長分布は指数分布であり、CPU利用率は十分に余裕があるものとする。・平均電文長(上り、下り):120バイト ・回線種別:全二重、9600bps ・回線利用率:(上り、下り):25% ・ホスト内処理時間:700ミリ秒 ア 900 イ 933 ウ 967 エ 1,033 |
||||||||||||||||||||||||||||
| 解答によれば、回線利用率=ρということであるが、少し無理があるのでは。誰かご指導をください。 | ||||||||||||||||||||||||||||