早朝、いつものようにPCに向っている私。Illustratorは恐ろしいソフトである。ここ数ヶ月、このソフトに掛かりっきりなのだが、未だに使いこなすレベルには程遠い。私には最も楽しい時間なのだが、睡眠不足からか、いつもの集中力が無い。午前6時、もやもやを吹っ切るためウオーキングに出掛けることにした。地下鉄の駅に行くまでどこに行くか決めかねていたが、曼陀羅寺の藤を撮影しに行くことに決めた。
江南
駅には、7時を少し回った頃到着した。時間が早いのだろう、駅前は静かで、観光バスを待っている老人集団だけが通りの向こうに見える。駅前の地図を眺め、方向を確かめる。曼陀羅寺には5回ぐらい訪れているが、車だったり、自転車だったりで正確な位置は把握しきれていない。10分ぐらい歩くと迷ってしまった。庭で水を撒いている老婆に道を尋ねる。寺は北の方で、私は西に向っていた。20分もするとどうにか曼陀羅寺に着いた。露店が沢山あるのだが、時間が早くシートが被せられている。境内に入り藤を探す。今年の藤は”素晴らしい”と言うには程遠い状態であった。係りの人に尋ねると、「藤の木が年老いてきており、今、植え替えを計画中である。寒さが厳しかったのも影響している」と言った。見事なまでに垂れ下がった藤を見ることはできなかった。藤祭りは5月7日まで続けられているそうだ。レンズを200mmの望遠に付け替え、藤のアップを狙う。偶然にも大きな蜂(?)が飛んできてくれた。連射でシャッターを切る。私を十分に楽しましてくれた。天気は最高である。さて、これからどうしよう...
私は、北にコースを取り木曽川に向った。木曽川を遡り犬山まで歩こうと決めたのだ。地図を全く持たないので歩く距離がどのくらいになるか検討もつかない。どこをどう歩いたかははっきり覚えていないが、木曽川からの気持ち良い風を受けながら、河川敷の道をゆっくりと歩いた。生きている素晴らしさを再認識する瞬間である。空は抜けるように青く、ところどころにカールした雲が気持ちよさそうに遊んでいる。木々は新緑に染まり、生命(いのち) の息吹きを噴出している。緑の匂いが鼻をつく。真直ぐ伸びるアスファルトなどおよそ似つかわしくないのだが、それすら自然に溶け込んでいる。かすかに逃げ水が浮かんでいる。日差しが思いのほか強いのだろう。そういえば顔面が少しだがヒリヒリしている。歩いた距離、10km強。私は無事に名鉄犬山駅に着いた。久々に充実したウオーキングであった。
家にはGWということで子供たちが帰ってきている。健康でなくてはと私は自分に言聞かせ、電車のシートに深く座った。私は、睡魔にもてあそばれるのを楽しんでいた。