文学散歩道ウオーキング (平成16年02月21日、土曜日)


 最近の私はゆっくりゆっくりと唱えながら生きている。生来のせっかち者なので、そのくらいで丁度良いのだ。歩く早さも時速4kmぐらいにしている。ゆっくりゆっくりである。

 梅の写真小春日和に誘われて近鉄電車が催しているハイキングに出掛けた。職場で気の合うさんと一緒である。コートなど全く要らない温かい日であった。出発は近鉄富吉駅である。ここから、佐屋川沿いに歩き、吉川英治句碑を見て、蟹江川沿いに近鉄蟹江駅まで歩く、全長約7kmのコースである。病気持ちの私には手頃な距離である。さんといろんなことを喋りながら歩く。梅があちこちで咲き、いつもより時の流れがゆったりとしている。佐屋川沿いには俳句の書かれた板が立てられている。その俳句を批評しながら歩く。和菓子屋により草もちを買う。二人して食べながら歩く。この食べながら歩くというのは私の専売特許なのだが、最近、さんも感化を受けたようで、平気な吉川英治句碑顔をして食べている。1時間半ぐらいでゴールの近鉄蟹江駅についた。瞬く間であった。

 私達はそれに物足らず、東へ東へと歩いた。名古屋に向かって歩いた。さんは地図を気にしていたが、私には地図などどうでも良かった。迷ったら迷ったで、それもまた楽しい、そんなふうに思っていた。公園で昼食をとる。会話は止まらない。さんは私より10歳年上である。私よりずっと元気な人である。人の話にあまり興味を持たない私だが、さんとの会話には心地良いものを感じる。少し理屈っぽいところはあるがそれさえ気にならない。この人の人柄なのだろう。新川を渡り、庄内川を渡ったところで、市バスに乗った。近鉄富吉駅からは15kmぐらいは歩いたかもしれない。少し、足が痛かった。さんは全く疲れなど見せずひょうひょうとしていた。